ウツミエマ 1977年大阪生まれ 長野県安曇野在住 絵は独学です。 https://utsumiema.jimdo.com/


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僕の違和感

内容(「BOOK」データベースより)

我らが主人公メヴルト・カラタシュは、12歳のときに故郷の村からイスタンブルに移り住む。昼間は学校に通い、夜は父とともにトルコの伝統的飲料ボザを売り歩く日々を重ねて、彼は次第に大都会になじんでいく。そしてある日、彼はいとこの結婚披露宴で運命の恋をした―ノーベル文学賞作家が描く、ある男の半生と恋と夢、そして変わりゆく時代。新たな代表作となる傑作長篇。


オルハン・パムクはまだこれで2冊目です。

なんか、ぱっとあらすじ見た感じだと
本当に面白いのか、、、読みにくい内容なんじゃないか・・・と思ったけど
読みはじめたらすぐに行ったこともないトルコ、イスタンブールの光景が目の前に広がって。。

路地裏に現れる野犬とか、味わった事もないボザという飲みものの匂い、
屋台のピラウの美味しそうな匂い、
雷の光で一瞬だけ見えた知らない顔、
電車の窓から遠くに見えるコンビナート、
夜の町、窓から降りてくるカゴ、

変わりゆくイスタンブールの町並み、、、


なんだかとても映像が鮮明に目に浮かび、雑踏を感じて、匂いも嗅ぐ事ができました。

オルハン・パムクという人がすごいんだろうとも思うのですが、、、まず翻訳した人がすごい。

翻訳した宮下遼さんという方が、ものすごく読みやすく訳してくれたんだな〜・・・と、

しかも感性が豊かで文章美しい。

最後、本の終わりが近づいて来たとき、この主人公メヴルトやイスタンブールの街と別れるのが寂しくなりました。

どこの国のどんな街にいてもきっと人間はそれぞれの違和感を抱えて行きてるんだろうなあ、、、と

トルコの人の心の中なんて、、、この本でじっくり読まないと知る由もない。

本を読むって面白いなあと思います。



あと聞いた事もないような美味しそうな食べ物がたくさん出てくる、、、

私が一番気になるのは「ボザ」という飲み物だけど。。。

トルコ料理店とかにあるのかなあ、


これ読んだらトルコ行きたくなるけど、、、、

テロが恐ろしすぎていけないですね・・・。





☆勉強不足なため、政治的なこと歴史的なことについての描写はよくわからないとこいろいろありました。
でも全体通して、ものすごく読みやすく、すいすい読めます。
結婚観も日本人と全然違うから斬新です・・・。



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by emabag | 2017-02-07 22:29 | | Comments(0)