ウツミエマ 1977年大阪生まれ 猫と映画と海外ドラマ好き


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読書の覚え書き/分解する/廃墟に咲く花

内容(「BOOK」データベースより)

リディア・デイヴィスの記念すべき処女作品集!「アメリカ文学の静かな巨人」のユニークな小説世界はここから始まった。


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短編集だけど、オチとかひねりとかあんまりないような「???」っていうようなのも多数ある。

はっきりとした展開がなくて、、もしやこういうことなのかなあ???と自分で考えるしかない。


一話目の「話」というのはちょっと、粘着質っぽい女の人のストーカーっぽい行動が

なんとなくおもしろい、しつこくて疑り深くてどこまでもどこまでも食い下がってきそうな

不気味な感じ。


2話目の「オーランド夫人の恐れ」も好き。

ネガティブでマイナス思考で精神病んでいく人の頭の中ってどんなのかなあ?って

いう疑問の答えにぴったりな話。


あとはいろいろあるけど、、、、「設計図」も好きかな、

なんか夜明けに見た薄い夢みたい、でも後半は目覚めたくても目覚められない嫌な夢みたい。


ゆっくりと時間かけてこの作家の世界に浸ってみると良いけど

さっさと暇つぶしに軽く読もうと思うとなかなか頭に入ってこなさそうな短編集。





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内容(「BOOK」データベースより)

一九三三年四月二十四日、若い夫婦が自殺した。その理由はいまも謎のまま―。よみがえる事件の記憶。過去と現在が錯綜するパリの街。著者渾身の自伝的傑作



残念ながらパリに詳しくないからよく伝わってこないけど

パリの地理に詳しい人ならもっと情景を思い浮かべながら読めるだろうなあと、、、


時代が交錯するのでやや、わかりづらい(頭のいい人はたぶんそうでもない、、私は理解力乏しいので)


名前がいろいろ出て来て「だれだっけ?」と思うし。夫婦の自殺は何が何か真相分からない。


でも、なんともいえない不思議な、霧がかかったような夢のような、

幽霊見てるような美しい文章なので楽しめます。




じっくりと何度も読み返したい感じの本です。

美しい言葉とか文章がたくさん詰まってる宝物の箱みたいな感じ。



フランス語の原書はどれだけ美しいかと、、、


↓ 小説の中の一節ですがこういうの大好き。


彼は映画館へ「ローラ」か「さようならフィリピンの女」を見に連れて行ってくれ、それは美しい思い出になった。

ぼくが二十歳の頃の雲や太陽、そして影が、それらの映画の中で奇跡のように生き続けている。







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by emabag | 2017-02-22 20:11 | | Comments(0)