ウツミエマ 1977年大阪生まれ 長野県安曇野在住 絵は独学です。 https://utsumiema.jimdo.com/


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カテゴリ:本( 34 )

内容(「BOOK」データベースより)

リディア・デイヴィスの記念すべき処女作品集!「アメリカ文学の静かな巨人」のユニークな小説世界はここから始まった。


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短編集だけど、オチとかひねりとかあんまりないような「???」っていうようなのも多数ある。

はっきりとした展開がなくて、、もしやこういうことなのかなあ???と自分で考えるしかない。


一話目の「話」というのはちょっと、粘着質っぽい女の人のストーカーっぽい行動が

なんとなくおもしろい、しつこくて疑り深くてどこまでもどこまでも食い下がってきそうな

不気味な感じ。


2話目の「オーランド夫人の恐れ」も好き。

ネガティブでマイナス思考で精神病んでいく人の頭の中ってどんなのかなあ?って

いう疑問の答えにぴったりな話。


あとはいろいろあるけど、、、、「設計図」も好きかな、

なんか夜明けに見た薄い夢みたい、でも後半は目覚めたくても目覚められない嫌な夢みたい。


ゆっくりと時間かけてこの作家の世界に浸ってみると良いけど

さっさと暇つぶしに軽く読もうと思うとなかなか頭に入ってこなさそうな短編集。





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内容(「BOOK」データベースより)

一九三三年四月二十四日、若い夫婦が自殺した。その理由はいまも謎のまま―。よみがえる事件の記憶。過去と現在が錯綜するパリの街。著者渾身の自伝的傑作



残念ながらパリに詳しくないからよく伝わってこないけど

パリの地理に詳しい人ならもっと情景を思い浮かべながら読めるだろうなあと、、、


時代が交錯するのでやや、わかりづらい(頭のいい人はたぶんそうでもない、、私は理解力乏しいので)


名前がいろいろ出て来て「だれだっけ?」と思うし。夫婦の自殺は何が何か真相分からない。


でも、なんともいえない不思議な、霧がかかったような夢のような、

幽霊見てるような美しい文章なので楽しめます。




じっくりと何度も読み返したい感じの本です。

美しい言葉とか文章がたくさん詰まってる宝物の箱みたいな感じ。



フランス語の原書はどれだけ美しいかと、、、


↓ 小説の中の一節ですがこういうの大好き。


彼は映画館へ「ローラ」か「さようならフィリピンの女」を見に連れて行ってくれ、それは美しい思い出になった。

ぼくが二十歳の頃の雲や太陽、そして影が、それらの映画の中で奇跡のように生き続けている。







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by emabag | 2017-02-22 20:11 | | Comments(0)

僕の違和感

内容(「BOOK」データベースより)

我らが主人公メヴルト・カラタシュは、12歳のときに故郷の村からイスタンブルに移り住む。昼間は学校に通い、夜は父とともにトルコの伝統的飲料ボザを売り歩く日々を重ねて、彼は次第に大都会になじんでいく。そしてある日、彼はいとこの結婚披露宴で運命の恋をした―ノーベル文学賞作家が描く、ある男の半生と恋と夢、そして変わりゆく時代。新たな代表作となる傑作長篇。


オルハン・パムクはまだこれで2冊目です。

なんか、ぱっとあらすじ見た感じだと
本当に面白いのか、、、読みにくい内容なんじゃないか・・・と思ったけど
読みはじめたらすぐに行ったこともないトルコ、イスタンブールの光景が目の前に広がって。。

路地裏に現れる野犬とか、味わった事もないボザという飲みものの匂い、
屋台のピラウの美味しそうな匂い、
雷の光で一瞬だけ見えた知らない顔、
電車の窓から遠くに見えるコンビナート、
夜の町、窓から降りてくるカゴ、

変わりゆくイスタンブールの町並み、、、


なんだかとても映像が鮮明に目に浮かび、雑踏を感じて、匂いも嗅ぐ事ができました。

オルハン・パムクという人がすごいんだろうとも思うのですが、、、まず翻訳した人がすごい。

翻訳した宮下遼さんという方が、ものすごく読みやすく訳してくれたんだな〜・・・と、

しかも感性が豊かで文章美しい。

最後、本の終わりが近づいて来たとき、この主人公メヴルトやイスタンブールの街と別れるのが寂しくなりました。

どこの国のどんな街にいてもきっと人間はそれぞれの違和感を抱えて行きてるんだろうなあ、、、と

トルコの人の心の中なんて、、、この本でじっくり読まないと知る由もない。

本を読むって面白いなあと思います。



あと聞いた事もないような美味しそうな食べ物がたくさん出てくる、、、

私が一番気になるのは「ボザ」という飲み物だけど。。。

トルコ料理店とかにあるのかなあ、


これ読んだらトルコ行きたくなるけど、、、、

テロが恐ろしすぎていけないですね・・・。





☆勉強不足なため、政治的なこと歴史的なことについての描写はよくわからないとこいろいろありました。
でも全体通して、ものすごく読みやすく、すいすい読めます。
結婚観も日本人と全然違うから斬新です・・・。



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by emabag | 2017-02-07 22:29 | | Comments(0)
【内容】
美しい金髪の下級生を誘拐する、有名私立中学校の女子三人組(「とうもろこしの乙女」)、
屈強で悪魔的な性格の兄にいたぶられる、善良な芸術家肌の弟(「化石の兄弟」)、
好色でハンサムな兄に悩まされる、奥手で繊細な弟(「タマゴテングタケ」)、
退役傷病軍人の若者に思いを寄せる、裕福な未亡人(「ヘルピング・ハンズ」)、
悪夢のような現実に落ちこんでいく、腕利きの美容整形外科医(「頭の穴」)。
1995年から2010年にかけて発表された多くの短篇から、著者自らが選んだ悪夢的作品の傑作集。
ブラム・ストーカー賞(短篇小説集部門)、世界幻想文学大賞(短篇部門「化石の兄弟」)受賞
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とうもろこしの乙女・・・・と聞いて

「????とうもろこし???」」

私のイメージではトウモロコシの乾いた皮かなんかで作った人形かと思いました。

とうもろこしのヒゲのようなブロンドの美しい髪の少女・・・ということらしいです。

「とうもろこしの乙女」というより英語の「コーンメイデン」の響きの方がしっくりくるかな・・。


私としては6話目の「ヘルピングハンズ」が好きです。

O・ヘンリーの「魔女のパン」?か「善女のパン」?

かタイトル忘れたけど孤独な中年女性の暴走&勘違い系の話を思い出させました〜

ちょっと繊細な感じの男性と出会ってちょっとときめいたは良いけど・・・・

あんまり相手にされなくて、、「お友達になりたい!心通わせたい!」と願いつつも

そうは問屋がおろさない。。。
みたいな。

若い頃と違って中年になると多かれ少なかれこんな体験ありそうです・・・

身にしみるというか。


映像化したら(されてるのかな??よく知らないです)きっといいドラマか映画になりそう。

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生まれて来た赤ちゃんに嫉妬する少女の「私の名を知るものはいない」も
おもしろかったです。


西洋で「猫と子供を2人きりにしてはならない」みたいな迷信があったって初耳です。。

私は兄弟いないからよくわからないけど

赤ちゃんに嫉妬する上の子供には要注意ですね〜

なかなか怖いです。





カバーの絵が可愛かったから読んでみたけど
なかなか良かったです。

なかなか嫌なところを突っついてくる話です。。。










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by emabag | 2017-01-10 20:55 | | Comments(0)

どこの家にも怖いものはいる

三津田 信三/中央公論新社

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内容(「BOOK」データベースより)

作家の元に集まった五つの幽霊屋敷話。人物、時代、内容…バラバラなはずなのにある共通点を見つけた時ソレは突然、あなたのところへ現れる。これまでとは全く異なる「幽霊屋敷」怪談に、驚愕せよ。



この三津田信三という作家さん読むの初めてです。

タイトルが不穏で惹かれました。


実話ではない・・・・・と思うのですが


実話風です。


で、


思ってたより怖かったです。


なんかゾゾゾゾ〜っとなります。


あんまり期待しないで、なんの先入観も無く読んだけど、、いい感じでした。

頭の中に映像浮かびます、


でも映画化とかしたら、、変なCG使ったりしてダメになるかなあ??



誰もいない家、誰もいない廊下・・・がものすごく怖い。。


アパート暮らしとか、隣と壁をはさんで同じ建物で暮らすのって怖いなあ。


昔はアパートで暮らすことになんの抵抗も無かったけど


今は無理です。


怖い。



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でも、森の中で暮らしてても変なものってウロウロしてるみたいです。

我が家にも一度、目には見えない「変なもの」が入ってきて

猫達が大パニックになった事があります。

一階から階段をのぼってきたらしいのですが

猫達がうなり声を上げて威嚇してました。


どっかに途中で消えたみたいだったけど、、、

都会にはゆうれいが大勢いそうですが


森の中にもいろいろ存在してるのですね〜













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by emabag | 2016-09-17 21:55 | | Comments(0)

イギリス菓子図鑑

図書館で借りた本なのですがとっても為になる内容でした。
いろんなイギリスのお菓子と作り方が載ってます。

これ作ってみるととっても簡単で美味しい!
イギリスのヴィクトリア・サンドイッチ・ケーキ。
ラズベリーをはさんだだけのシンプルなケーキ。

一見してみると「クリームはさまずジャムだけなんて・・・・」と思ってしまいそうですが
クリームなくても美味しい!


紅茶と合います。




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イギリス菓子図鑑 お菓子の由来と作り方: 伝統からモダンまで、知っておきたい英国菓子104選

羽根 則子 / 誠文堂新光社











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by emabag | 2016-05-26 22:12 | | Comments(0)

Q&A 恩田陸

内容(「BOOK」データベースより)
都下郊外の大型商業施設において重大死傷事故が発生した。死者69名、負傷者116名、未だ原因を特定できず―多数の被害者、目撃者が招喚されるが、ことごとく食い違う証言。防犯ビデオに写っていたのは何か?異臭は?ぬいぐるみを引きずりながら歩く少女の存在は?そもそも、本当に事故なのか?Q&Aだけで進行する著者の真骨頂。

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読みはじめはそうでもなかったけど途中からグイグイ引き込まれておもしろいまま最後まで
飽きずに読めました。

普通の穏やかな空気から突然ガラリと不穏な空気に色が変わりはじめるところなんかが
怖い・・。

「え?え?」てなります。

なんかもう。人間て怖いッ!!!て感じです。


でも、たぶん事件とか災害とかテレビのニュースでは見えない部分、
人間の裏側、
心の襞をひとつひとつかき分けて覗き込んだら

それはそれは怖いものが隠れてるもんなんだろうなって思います。

自分も含めて、、


とはいえ、

人間怖いばかりではない。。。

賢く愉快で温かい愛の部分も持ち合わせてるから世の中どうにか回ってるんだろうとも思う。

人間て興味深い生き物です、、





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by emabag | 2016-05-07 22:37 | | Comments(0)

僕の心の埋まらない空洞

内容紹介amazonページより
ダブル不倫、ストーカー、心変わり。どれも自分には関係ないと思ってた。栄転を目前にした検察官が最後に手がけた事件は、社内不倫の果ての殺人だった。故意なのか、それとも事故なのか。「検事さんにだけは本当のことを知ってもらいたい」と、恋の始まりから終わりまでをねっとり語る被告の言葉が、真面目な官吏のおだやかな毎日を少しずつむしばんでいく。思わず我が身を振り返る心理サスペンス長編。
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ラジオの人生相談とかで加藤先生が「共依存」とか「愛してません!ただ執着してるだけ」とか言うのを聞いてなるほど・・・と思ってたけど、

この本読んだら「ああ、そういう事もあるのかもな」と新しい感覚に出会った気がしました。



男性はひとりの女性でうめられない心の空洞を他の女性で埋めて充足したい、でもその女性はだれでもいいわけではない。どうしてもこの女性でないと困る。

女性は関係が終わったとなればすべて無かった事にしてシラをきる、最初から気持ちなど無かったと言い張る。


うん、うん、モメるやろね・・・
男の方も全て無かった事にしたい人だったら上手くいくのにな、

最初にこのズレた感覚を予測できないと悲劇のドロドロ劇がはじまるのか〜



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瑞穂・・・という名前だけで女の人が書いたのかな〜と勝手に想像して読み終わったけど
後から検索したら男性の作家だった〜
男性かあ・・・男性だとは思わなかったな、なんかどことなくこざっぱりしてて。

この本の主人公の検察官の人、私の中で何となくメガネかけてて真面目そうな人物像のイメージできてたけど
ネットで作家本人の平山瑞穂さんを検索したらご本人の顔写真とそのイメージぴったりだったので
びっくりしたな。



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by emabag | 2016-04-17 23:16 | | Comments(0)

男役

内容(「BOOK」データベースより)
トップになって二日目に舞台事故で亡くなった50年前の伝説の男役スター・扇乙矢。以後、大劇場の奈落に棲みつく宝塚の守護神ファントムさんとして語り継がれてきた。大劇場では月組トップスター如月すみれのサヨナラ公演の幕が開き、その新人公演の主役に大抜擢された永遠ひかるの前にあらわれた奇跡とは―。男役という稀有な芸への熱いオマージュを込めて中山可穂が情感豊かに描く、悲しく切ない恋愛幻想譚。

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ここに出てくる宝塚のトップスターのパッパさんていう人、私の中のイメージでは轟悠さんでした。

まあ、短い話なのでサクサク読める一冊です、
最近宝塚全然知らないのですけど・・・
裏側はおもしろい世界だろうな〜


いつもの中山可穂レズビアンワールドよりは軽めでした。



現実の男にこんなんおらん、、、
女とわかってるけどしかしこれがただの女だとも思えない、、
ファンタジーの世界の美しい男、、、
ああ、、、男か、、男なのか??
できればあんまり本当の女であってほしくない、、
でも本物の男じゃない・・・・
本物の男じゃ困る・・・
やっぱ女だから良いのか・・・



なんか夢のような摩訶不思議な存在ですね〜
男役は。
私生活もなんかファンの夢壊さないようにふるまわないといけないし、、





パッパさん、ファンファン、チャメ、ナッツ、レオン、夢ぴりか、永遠ひかる・・

名前の響きが独特でしばらく頭の中でわんわん鳴り響いている・・









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by emabag | 2016-04-02 22:33 | | Comments(0)

怪談

内容(「BOOK」データベースより)
死者と生者のあわいを描く、幻想怪奇小説集。

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これこれこうだから、こうなんですよ!!


っていうようなはっきりしたオチとかじゃない、ジワリとした怖さです。


小池真理子のこの手のオチは何回も読んでるのにまたしてもゾッととする「岬へ」。



頭の中で映像化しながら読んでると一番怖かったのは「座敷」です。
CG使わないで短編映画にしたらいいなあ・・


「同居人」も最後あたりゾッとする。

そんなたいした話じゃないけど描写がリアル。
「うわあああ」ってなります。


ラストの「還る」は泣ける。


私は幽霊見えなくてよかった・・・。
イタズラ好きな座敷童っぽいのとか優しくて愛に満ちたスピリットなら見たいけど。。。


悲しみとか怒りとか抱えた霊って・・うつむいてたりしてじ〜っとしてそうなので
見たくないな〜

でも、そういう幽霊の存在を思うと、今現在、本当に自分が生きてるってすごいなと思います。


与えられた命というチャンスを最大に生かして、この人生をしっかり生き抜きたいと
しみじみ思いました。




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by emabag | 2016-03-23 22:03 | | Comments(0)

夏の沈黙

内容(「BOOK」データベースより)
テレビドキュメンタリー制作者のキャサリン。49歳の彼女は順風満帆の生活を送っていた。手がけたドキュメンタリー番組が賞を獲得、夫は優しく、出来がいいとはいえない息子も就職して独立している。だが、引っ越し先で手にした見覚えのない本を開いた瞬間、彼女の人生は暗転した。そこに登場するのは自分自身だ。しかもその本は、20年にわたって隠してきた、あの夏の秘密を暴こうとしている!圧倒的なリーダビリティ、巧緻きわまりない伏線、予測不能の展開。発売を前に25か国で発売が決定した、大型新人の驚異のデビューミステリ!


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おもしろいのでスイスイ読めて、楽な本です。

最後まで楽しめる感じ。


でも・・・

ツッコミどころはいろいろあるな・・。

実際のところジョナサンは子供助けたかったのか・・・???


予測不能の展開って、紹介に書いてあったけど・・・

確かに予想できない感じでした。

「そういうことか〜」と思ってたら「え〜、そう来るか!」みたいな

ちょいちょいひねってます。




。。。。。。。。↓以下はちょっとネタバレ・・・・・・・・・・・・・・・



ジョナサン子供の頃から変態気質だったのか・・・どんな子育てしたのかもうちょっと
詳しく知りたい。

お母さん早くから気がついてて、お父さんも見てみぬふりって・・・・

そっちもおもしろそうな話だからスピンオフでジョナサンがどんなヤツだったのか
一冊詳しく書いてほしい。

キャサリンんちのエピソードよりジョナサンんちの異様さの方がよっぽど気になったわ。






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by emabag | 2016-03-17 23:09 | | Comments(0)