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ボーイミーツガール

フランス映画界の異才、レオス・カラックスの長編デビュー作。恋人を親友に取られたアレックスと、恋人と喧嘩別れしたミレーユ。風変わりな客でいっぱいのパーティーでふたりは出会い、アレックスはミレーユに恋をする。

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中学の頃・・一度、観ようとトライしたけどすぐ挫折してしまい・・・あれから20年以上の月日が過ぎました。36歳になってまたこの映画観たら・・・この年で観てよかったなと思いました。
これは・・・大人向きの映画です・・。

というか・・・娯楽要素ゼロです。

パーティで動かず、じっとしてる人が急に話しだすシーンがすごく印象的でした〜
なんとなく大昔に観た「去年マリエンバードで」ていう映画思い出しました・・。

カラックス3部作全部観たけど・・・

わかりやすいのは「ポンヌフの恋人」
印象的なのは「汚れた血」
観るのに忍耐いるのは「ボーイミーツガール」

でも・・まあ、「ボーイミーツガール」はたぶん、なんども繰り返し観ることで味が出てくるというか、新たな発見のある映画だと思われるのでBGM感覚でず〜と流してるといいいと思います。

ひとつひとつのシーンはけっこうおもしろいんです・・
橋の上でキスしてるカップル、くるくる回ってるのとか・・
印象に残ります。
主役のドニ・ラヴァンがやっぱり存在感あります・・。

ただ映画全体は何ひとつ、おもしろおかしくないんです・・。
観る方の人間が、この監督の感性に近づく努力を強いられます。
観る方の人間がその感性に共感できなければ・・・

ただのしょうもないもったいぶったフランス映画・・・ということになるかと思います。

レオス・カラックスという人は芸術家なんですよね〜
芸術家が好きなように感性の赴くまま撮った映画だとすれば・・・まあ、贅沢な映画です。


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フランス・・・・で思い出したんですが
ジャン・ユーグ・アングラードどうしてるんかな〜と思って
youtubeで検索してみたら(便利な時代です・・)

め〜っちゃオッサン!!になってました・・・。

昔の映画・・「サブウェイ」でローラースケートで走る姿が好きでした・・・・。

年取るごとに魅力を増す俳優さんているけど
ジャン・ユーグ・アングラードの場合は・・・やっぱり80年代がいちばん魅力的だったですかね・・。
今、中途半端な・・・ケビン・スペイシー似の?オッサンて感じです。
なんとなく個性がなくなっちゃったんかな・・
たぶんあと10年したら・・・枯れた感じの素敵なジイサンになるかもしれんです・・・。
by emabag | 2013-06-16 22:40 | 映画


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