シュラインツァー監督がミヒャエル・フイト主演により、異常性愛者と彼の自宅に軟禁された少年の姿を描いたドラマ。35歳の独身男・ミヒャエルは、10歳の少年を誘拐し家の一室に軟禁していた。ある日、ミヒャエルが交通事故に遭い入院してしまう。
私の中ではすごい最高傑作なんですが・・・・ 苦手な人も多いと思うので要注意です〜 子供がしくしくと泣くシーンがあります。この時点でもう耐えられない!!という人もいると思うので 子供大好きな人には絶対お勧めできません・・・。 子供好きじゃない私でもそのシーンは泣けたので・・・。 でも、まあ、子供がかわいそうなのはもう当然わかりきったことなので、さておき・・・ 変態のオッサン(私と同い年)の地味な生活、 上手くできてそうでいまいちな他人とのコミュニケーション、 昇進への欲望、自己防衛本能の強さ、 なんかいろいろな描写がすご〜く鋭くておもしろいです。 変態のオッサンと普段腹を割ってお話しする機会なんてないので 全く想像つかなかったけど・・・・ こういう人って・・出世への欲とかあるんでしょうか・・・ 機嫌良く車の中で歌う変態オッサンの姿がとても新鮮でした。 露骨に見せすぎず、でもあいまいにごまかすでもなく 人間の嫌な側面を、じり・・じり・・・と見せつけてくれます。 ミヒャエル・ハネケの雰囲気を受けついだっぽい、嫌な雰囲気なんだけど上品な映画です〜 映画とか普段見ないタイプの人とか、 平和とか子供を愛するポジティブ思考の人とかには 大きな声で「この映画良かったよ!!!!」と言いにくい・・・・・けど 私としては・・これは最高傑作だったです。 ミヒャエル・ハネケ好きな人だと確実に好きかな・・。
by emabag
| 2013-07-25 22:47
| 映画
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